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自分を傷つける理由

夜、ハミガキをした後は、お風呂に入るという流れがわかっているのか、
お風呂のお湯を張っている電源のランプをちらちらと見ている。

でも、時々どうしてもスグにお風呂に入れないときがある。

そうしたとき、身近なものでガンガンと叩いたりして遊んで(?)いたりすることもあるけど、自分の足や腕をギュッとつまんでいるときもある。いわゆる自傷行為です。

しかも、その自傷行為、本人は力の加減をしないというか、できないので、跡が残ることもあるほどのもの。

児童精神科の先生の話によると、
人の怒りというのは、本能に近いほど自分のほうに向くということで、
自分ー他人ーモノという順に、本能に近いほど怒りの対象が変わっていくそうです。

理性が働くだけの余裕があれば、モノを投げつけたりすることができるけど、
そこまで余裕がない場合、自傷行為のような行動が出る、そんな話でした。

そう考えると、ハミガキの後のお風呂というのは、
自閉症の子にとっては、必然の流れなわけですが、親である私にとっては、時として間が空いてしまうこともあるわけで。

その、間が空いてしまうときを、どのように間を持たせればいいのか、
それはハミガキーお風呂のケースばかりでないので、とても難しい課題です。

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